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七十二候・第5候

霞始靆かすみはじめてたなびく

雨水の次候・2027年は2月24日〜28日

遠くの山に、かすみがかかるころ。

春の霞がたなびき、遠くの山や景色がぼんやりかすんで見えるころです。空気中の細かな水の粒やちりが光を散らし、景色がやわらかく見えます。冬の澄んだ遠景から、春らしいかすんだ遠景へと移っていきます。

名前の読み解き

「靆(たなびく)」は、雲や霞が横に長く伸びるようすを表す字です。春は「霞」、秋は「霧」と、同じような現象を季節で呼び分けてきました。

この時期のもの

菜の花、さより、からし菜

小さな習慣遠くの景色を見る時間を、ひと呼吸ぶんつくる

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霞始靆のころ

この時期の自然と暮らし

日ざしが強くなり、冬物のコートが重く感じられる日も出てきます。梅が見ごろを迎え、各地で梅まつりが開かれるころです。気温の上がり下がりが大きく、三寒四温という言葉がよく使われる時期でもあります。

このころの月

春の夜に霞がかかって、月がぼんやりにじんで見えることを「朧月(おぼろづき)」と言い、春の季語になっています。昼の霞に対して、夜は「朧」と呼び分けます。輪郭のはっきりした冬の月とは違う、やわらかな月の見え方を楽しめる季節です。

小さな習慣のこと

遠くの景色を見る時間を、ひと呼吸ぶんつくる習慣です。窓の外のいちばん遠い建物や山を見て、かすんでいるかどうかを確かめてみてください。画面を見続けたあとに目を遠くへ向けるだけでも、少し気分が切りかわります。

この季節のことば

「春霞(はるがすみ)」と「朧(おぼろ)」は、どちらも春のかすんだようすを表す言葉です。昼は霞、夜は朧と呼び分けるのが習わしで、遠くの山がやわらかく見える景色を「山笑う」と表すこともあります。

一年を72に分けて、約5日ごとの季節の移ろいに名前をつけた、昔の暦です。期間は太陽の位置から天文計算で出していて、年によって1日前後します。

この候の空と月

初日
2月24日・居待月・月齢 17.5
最終日
2月28日・下弦の月・月齢 21.5
下弦
2月28日(日) 14:16

雨水の3つの候

  1. 初候土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)2月19日〜23日ごろ
  2. 次候霞始靆(かすみはじめてたなびく)いま見ている候2月24日〜28日ごろ
  3. 末候草木萌動(そうもくめばえいずる)3月1日〜5日ごろ

これからのこの候

2027年
2月24日〜28日ごろ
2028年
2月24日〜28日ごろ
2029年
2月23日〜27日ごろ
2030年
2月23日〜27日ごろ

期間は太陽の位置から計算しています。年によって1日前後します。

毎日の画面に、今日の候を

アプリ「つきしおり」は、七十二候と月齢を端末の中で計算して、毎日の画面に添えます。書いたことばも写真も、外には送りません。

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