月のよみもの

地平線の近くの月が大きく見えるのはなぜ?月の錯視と、本当の大きさ

昇ったばかりの月は、大きく見える

建物や山の上に昇ったばかりの月を見て、「今日の月は大きい」と感じたことはありませんか。ところが、同じ月が夜ふけに空高く昇ると、ずいぶん小さく見えます。

じつは、地平線の近くにあるときも、空高くにあるときも、月の見かけの大きさはほとんど変わりません。大きく見えるのは、目と心の受けとり方による「月の錯視(さくし)」だと考えられています。

本当は、少しだけ小さい

地平線の近くの月は、空高くにある月より、むしろわずかに遠くにあります。空高くの月は、地球の半径の分だけ、自分のいる場所に近いからです。そのため、地平線の近くの月は、ほんの少し(1〜2%ほど)小さいくらいです。

大きさや距離は実際とはちがいます

写真に撮って比べてみると、昇ったばかりの月も、高く昇った月も、同じ大きさに写ります。

大きく見える、いま考えられているわけ

なぜ大きく見えるのかは、昔から多くの人が考えてきましたが、今もはっきりとはわかっていません。いくつかの考え方があります。

  • くらべるものがあるから:地平線の近くでは、建物や木や山と一緒に見えるので、月が大きく感じられる
  • 空が平たく感じられるから:人は空を、頭の上が近く、地平線のほうが遠い、平たいおわんのように感じている。遠くにあると感じたものを、目は大きく受けとる
  • まわりの景色との対比:遠くの景色の中にぽつんとある月は、大きく見えやすい

ひとつのわけではなく、いくつかが重なっているのでは、と考えられています。

自分で確かめてみる

  • 手をのばして、指先で月をかくしてみる:昇ったばかりの月も、高い月も、同じ指でかくれます
  • 紙を丸めた筒からのぞく:まわりの景色が見えなくなると、大きく感じなくなることがあります
  • 同じ設定で写真を撮って比べる:撮り方は月をスマホできれいに撮るには?にまとめました

昇ったばかりの月がオレンジ色に見えるわけは月が赤い・オレンジに見えるのはなぜ?に、月が本当に近づく日のことは月までの距離と大きさにまとめました。

しおりの子より大きく見える月も、小さく見える月も、同じ月。見え方って、ふしぎだね。

今日のねがいの言葉

わたしは、見え方にまどわされず、本当のことを大切にしている。

このことばをつきしおりに書く

書いたねがいを、毎日そばに

「つきしおり」は、新月にねがいを書き、満月に叶ったことを確かめる画面のある、紙の帳面のようなアプリです。書いた言葉は、朝と夜に一枚ずつ届きます。

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