月の満ち欠けのしくみ。なぜ形が変わる?29.5日でひと巡りするわけ
・つきしおり編集部
月は、いつも半分だけ光っている
月は、自分で光っているわけではありません。太陽に照らされたところだけが明るく見えています。太陽の側を向いた半分はいつも明るく、反対側の半分はいつも暗いままです。
形が変わって見えるのは、月が地球のまわりを回るにつれて、その「明るい半分」を、地球からどの向きで見ているかが変わるからです。
4つの区切りで見ると
- 新月:月が太陽と同じ方向にあります。明るい面は向こう側を向いていて、地球からは暗い面しか見えません
- 上弦:月が太陽から90度ほど離れた位置にあります。明るい半分を横から見るので、右半分が光った半月に見えます
- 満月:月が太陽の反対側にあります。明るい面がまっすぐ地球を向いていて、まんまるに見えます
- 下弦:満月のあと、また90度ほどの位置に来ます。今度は左半分が光った半月です
部屋を暗くして、ひとつの電灯を太陽、手に持ったボールを月にして、自分のまわりで回してみると、ボールの明るいところが満ち欠けしていくのがわかります。
地球の影のせい、ではない
月が欠けるのは地球の影が月にかかるから、と思っている人も少なくありません。けれども、ふだんの満ち欠けに地球の影は関係していません。
地球の影が月にかかるのは、太陽・地球・月がほぼ一直線に並んだ満月の日だけです。これが月食です。月食は年に1〜2回ほどしか起こらず、日本から見られる回はもっと少ないので、毎月の満ち欠けとは別のものです。
29.5日でひと巡りするわけ
月が地球のまわりを1周するのは、約27.3日です。ところが、新月から次の新月までは、約29.5日かかります。
そのあいだに、地球も太陽のまわりを少し進んでいるからです。月は1周したあと、太陽との位置関係が元にもどるまで、さらに2日ほど進む必要があります。この約29.5日が、満ち欠けのひと巡りで、昔の暦のひと月のもとになりました。
いつも同じ面を向けているわけ
満月を見ると、いつもうさぎのもようが同じように見えます。月は、地球のまわりを1周するあいだに、ちょうど1回自転しているので、いつも同じ面を地球に向けているのです。
長い時間をかけて、地球の引っぱる力で月の回り方がそろっていった、と考えられています。地球から月の裏側は、ほとんど見ることができません。
しおりの子より月は形を変えているんじゃなくて、見え方が変わっているだけ。人の気持ちも、ちょっと似てるね。
今日のねがいの言葉
わたしは、変わっていく自分も大切にしている。
このことばをつきしおりに書く書いたねがいを、毎日そばに
「つきしおり」は、新月にねがいを書き、満月に叶ったことを確かめる画面のある、紙の帳面のようなアプリです。書いた言葉は、朝と夜に一枚ずつ届きます。