月のよみもの

ムーンボウ(月の虹)とは?見える条件と、白く見えることが多いわけ

月の光でできる、夜の虹

ムーンボウ(moonbow)は、月の光でできる虹です。「月虹(げっこう)」とも呼ばれます。昼間の虹と同じように、光が雨つぶの中で曲がったり、はね返ったりしてできます。

月の光は太陽の光よりずっと弱いので、ムーンボウは、めったに見られない、めずらしい虹です。ハワイなどでは、見ると幸せになれる虹と言われることもあります。

見える条件

ムーンボウが見えるには、いくつかの条件がそろう必要があります。

  • 月が明るいこと:満月か、満月に近い夜
  • 月が低いこと:月の高さが、地平線から40度くらいより低いとき。月が昇ってまもないころや、沈む前
  • 月の反対側に雨やしぶきがあること:にわか雨が通りすぎたあとや、滝のしぶきの近く
  • まわりが暗いこと:街の明かりが少ない場所

虹は、いつも光の来る方向の反対側にできます。月を背にして立ったとき、前のほうの空に雨がかかっていれば、ムーンボウが見えるかもしれません。

大きさや距離は実際とはちがいます

白く見えることが多いわけ

ムーンボウは、目で見ると、白っぽい、うすい光の弧に見えることが多いです。

人の目は、暗いところでは色を感じるはたらきが弱くなり、明るさだけを感じるはたらきが中心になります。月の光でできる虹はとても暗いので、色まで感じとれないのです。

ところが、カメラで長い時間をかけて撮ると、昼間の虹と同じ、7色の帯が写ります。色はちゃんとあるのに、目には見えにくいだけなのです。

見られることで知られる場所

ムーンボウは、滝のしぶきでできることがあるので、大きな滝のある場所で見られることで知られています。アフリカのビクトリアの滝や、ハワイの島々などが有名です。日本でも、条件がそろえば見られることがあり、見られる時期を案内している観光地もあります。

月の光でできる輪のことは月に輪がかかる「月暈」とは?にまとめました。満月の日は満月の日の一覧で確かめられます。

しおりの子より夜の虹なんて、見られたらきっと忘れられない夜になるね。

今日のねがいの言葉

わたしは、めぐってきた美しいものを、そのまま受けとっている。

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