冬の満月はなぜ高く、明るく見えるのか。夏の満月が低いわけも
・つきしおり編集部
冬の満月は、夜中に高く昇る
冬の満月は、夜中になると、頭の上に近いところまで高く昇ります。夏の満月が、南の空の低いところを通っていくのとは、ずいぶんちがいます。
これは、満月がいつも、太陽のちょうど反対側にあるからです。
太陽が低い季節は、満月が高い
太陽は、夏は高く、冬は低いところを通ります。満月は太陽の反対側にあるので、高さも反対になります。
- 冬:太陽は低く、満月は高い
- 夏:太陽は高く、満月は低い
冬至のころの満月は、夏至のころの太陽と同じくらいの高さを通ります。東京あたりでは、夜中に南の空の、地平線から80度近い高さまで昇ることがあります。反対に、夏至のころの満月は、冬至のころの太陽のように低いところを通ります。夏の満月が赤っぽく、大きく見えることが多いのは、低いところを長く通るためです。
明るく見えるわけ
冬の満月が明るく見えるのには、いくつかのわけがあります。
- 高いところにあるので、月の光が通りぬける空気の層がうすい
- 冬は空気が乾いていて、ちりや水蒸気が少なく、空が澄んでいる
- 地球が太陽にいちばん近づくのは1月のはじめごろ。月を照らす太陽の光も、夏より少し強い
ひとつひとつはわずかな差ですが、冬の澄んだ夜空に高く昇った満月は、とくに白く、くっきりと見えます。冷たく冴えた冬の月は「寒月(かんげつ)」とも呼ばれ、冬の季語になっています。
冬の満月は、夜じゅう空にある
冬は夜が長いので、満月が空に出ている時間も長くなります。満月は日の入りのころに昇り、日の出のころに沈むので、冬至のころは14時間ほども空にあります。
夕方の帰り道に東の空で見つけた満月が、夜中には頭の上に、明け方には西の空に。一晩じゅう、どこかで月が見守っているような夜です。冬の満月の日は満月の日の一覧で確かめられます。
見上げるときは、あたたかくして
高い月を見るときは、首が疲れやすいので、窓辺に座って見上げたり、少し離れたところから見たりするのがおすすめです。外で見るときは、手袋やマフラーで、あたたかくして短い時間で。
高く昇った満月は、スマホでも撮りやすい月です。撮り方は月をスマホできれいに撮るには?にまとめました。
しおりの子より冬の満月は、空のてっぺんから照らしてくれる。寒い夜も、ちょっと見上げてみたくなるね。
今日のねがいの言葉
わたしは、寒い夜も、自分をあたためる方法を知っている。
このことばをつきしおりに書く書いたねがいを、毎日そばに
「つきしおり」は、新月にねがいを書き、満月に叶ったことを確かめる画面のある、紙の帳面のようなアプリです。書いた言葉は、朝と夜に一枚ずつ届きます。